社会福祉法人 となかいま研究会は、幼保連携型認定こども園 本妙寺こども園(熊本市)とあいあい保育園(合志市)を運営しています。

保健と健康管理

病気について気を付けるポイント

感染症・伝染病について

  • 集団生活ですので、他の園児に感染しないように心がけ、感染の疑いのある時は必ず病院で診察を受け、完治後登園下さい。
    その際「医師の意見書」の提出をお願いします。

*ページ下部の表「医師の意見書」の必要な感染症をご確認下さい。

子どもの様子

  • 登園前には子どもの体調をよく見ましょう。
    朝ぐずる、泣く、食欲がない、顔色が悪い、疲れやすい、眠れない、咳、鼻水など、不調に気づいた時は、早めに受診をし、家庭で安静にしておくだけでも治ることもあります。また、受診することで、他の子への感染を防ぐことになります。
  • 登園後の発熱については、おおよそ37.5℃(平熱によって違います)を目安にし、食欲、機嫌、元気、咳など、子どもの様子を見て連絡します。熱がなくても、機嫌が悪い、元気がない、嘔吐、下痢がひどいなどの症状が見られた場合も連絡します。

子どもの変化について

  • 子どもの様子がいつもと違うと感じた時には、登園時必ず保育教諭または保育士(※以下、保育教諭等と記載)にお知らせ下さい。
    (食欲、機嫌、便、咳、熱、怪我、通院、投薬、睡眠、予防注射等)

予防注射について

  • 受けることができる予防接種は、計画的に体調の良い時に受けましょう。
    特にはしかは感染力が強く、合併症が恐い病気です。また、園庭など自然の中で遊びますので三種混合も早めに受けて破傷風を予防して下さい。
  • 接種後は、副作用の観察が必要ですので、自宅でゆっくり休んでください。

虫歯について

  • 虫歯の罹患率が、ここ数年とても高くなっています。歯が生え始めたら、歯磨きをお願いします。仕上げ磨きは必ず大人の方にお願いします。本園でも、3・4・5歳児は個人用コップと歯ブラシで、毎日歯磨きを行ないます。
  • フッ素洗口を食後に行います。
    (4,5歳児 平成25年度より同意者のみ)

お薬について

  • 原則として、本園での与薬は行っておりませんので、そのことを医師に伝えて下さい。
    時間の間隔を決めて飲む薬は、抗生剤のことが多いので、家庭での安静を大切にしましょう。また、薬を勝手に途中で止めたり、残っていた薬を飲ませたりせず医師の指示を守りましょう。
    どうしても必要な薬の指示が出たときは、ご相談ください。

【薬が必要な場合、まず、次の事をご考慮下さい。】

  • 薬を飲ませに来ることができる場合は、本園に保護者の方が持参され、お子様に直接飲ませて下さい。
  • 自宅で薬を飲ませられるように、朝・夜2回に処方をしてもらえるよう医師にご相談下さい。
  • どうしても1日3回必ず飲まなければいけない場合、時間をずらして飲ませる出来るか医師にご相談下さい。*例えば、朝・お迎えの時・夜寝る前の3回にする。

【やむを得ず薬を持参される場合は、以下のことを厳守してください。】

  • 本園より「お薬依頼・連絡票」を受け取記入し、園長または主幹・主任に手渡してください。
  • 医療機関からの処方であること。保護者の判断で持参した薬、市販の薬はお預かりいたしません。
  • 1回分を持参する。水薬は小さな容器に移して下さい。
    薬が入った袋、容器には必ず名前を書いてください。
  • 解熱剤・座薬・鎮痛剤はお預かりしません。
  • 日焼け止め・虫よけ・ローション等も、市販のものはお預かりいたしません。
  • 長期間飲まなければならない薬はご相談下さい。
  • 吸入などの医療行為は、園では実施出来ません。

病後の登園について

友だちと遊んでも大丈夫?

病気やけがの後に登園されるときは、医師に園での集団生活が可能かどうかを確認してください。

病後は無理をしないようにましょう。

「熱があった」「嘔吐した」など、いつもと様子が違った場合は、無理して登園せず、ご家庭で様子を見ましょう。
自分の体調を言葉で伝えられない子ども達です。大人の都合を優先せず、十分な休養を取ることが病気を長引かせない秘訣です。

表 「医師の意見書」が 必要な感染症

園児が特定の感染症等に感染した場合には、感染症対応マニュアル及び主冶医の指示等により、本園において登園時期を検討します。なお、回復後の登園の際には「医師の意見書」の提出が必要となります。

※「保育園における感染症対策ガイドライン」(厚生労働省)

「表1:学校保健安全法施行規則第18条における感染症の種類について」による

感染症名 出席停止の期間基準
インフルエンザ 発症した後5日経過し、かつ解熱した後2日経過するまで(乳幼児にあっては、3日経過するまで)
百日咳 特有の咳が消失していること又は適正な抗菌性物質製薬による5日間の治療が終了するまで
麻しん(はしか) 解熱した後3日を経過するまで
三日はしか(風疹) 発疹が消失するまで
水ぼうそう(水痘) すべての発疹がかさぶたになるまで
流行性角結膜炎 結膜炎の症状が消失するまで
結核
急性出血性結膜炎
腸管出血性大腸菌感染症(O157等)
侵襲性髄膜炎菌感染症
医師により感染の恐れがないと認められるまで
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎) 耳下腺の腫脹が発現してから5日経過し、かつ全身症状が良好になるまで
プール熱(咽頭結膜熱) 発熱、充血等の主要症状が消失した後2日を経過するまで
ヘルパンギーナ
手足口病
発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれるまで
りんご病(伝染性紅斑) 全身状態が良くなるまで
溶連菌感染症 抗菌薬内服後24~48時間が経過するまで
マイコプラズマ肺炎 発熱や激しい咳が治まるまで
ウイルス性胃腸炎(感染性胃腸炎)
(ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルス等)
嘔吐、下痢の症状が治まり、普段の食事がとれるまで
帯状疱しん すべての発疹がかさぶたになるまで
RSウイルス感染症 呼吸器症状が消失し全身状態が良くなるまで
突発性発しん 解熱し機嫌が良く全身状態が良くなるまで